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02/02/2008

東アジア各国の短期金融市場整備とベンチマーク金利

この題で、財団法人 外国為替貿易研究会 の「国際金融」2月1日号(1185号)に寄稿しました。

なかなか研究の時間が取れず、久々の寄稿です。お読みいただければわかるように国際通貨研究所での調査のストックを活用したもので、最近大きく調査、研究が進んだという者ではありません。ただ、この分野はなかなか手がける人がいなく、谷間に落ちているニッチ的な分野ですが、重要性は極めて高いと考えられます。

できれば外国為替貿易研究会さんの了解を取得の上で、1ヶ月程度経過した段階で、このブログにも寄稿内容を掲載したいと思います。

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09/17/2007

外国為替の知識 第2版

少し旧聞ですが、5月の連休直前に、国際通貨研究所 外国為替の知識 第2版が、主要書店の店頭に並びました。全面改版してから満6年、幸い実務面に重点を置いた大学での教科書や、国際金融を短期間で理解しようという新社会人向けの、わかりやすい教科書として、地道ながら増刷を重ねてきました。増刷の都度、細かな統計資料や表現の微修正は行いましたが、今回は、貿易取引の電子化など最近変化がめざましい部分を全面書き直した他、多少の入れ替えを行い、出版の運びとなりました。日経出版の堀口次長にも大変お世話になりました。3月下旬近くなってある箇所が全面書き換えとなり、ちょっと苦しい思いをしたのを懐かしく思い出します。

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ユーロへの挑戦

ティートマイヤーの自著を、元外交官の山木氏が丹念に翻訳、これを、京都大学学術出版界のご厚意で、同大教授の村瀬哲司氏と国際通貨研究所が監訳の上で出版されたもの。ティートマイヤーはドイツ財務省次官から連銀に移り、ユーロ誕生の舞台裏に戦後その公僕生活の多くを捧げたが、その回顧録。欧州の研究家にも有用ですが、東アジアで地域金融協力を考える際の貴重な参考にもなりそう。

前の職場での最後の半年間、本書の出版に向け、私なりに微力を尽くしました。田中和子さんにお願いして翻訳を丹念に推敲いただきましたが、私も何回か翻訳を読み返したのが懐かしく思い出されます。

(10月29日書き加え)昨日の日経朝刊の書評欄に滝田洋一編集委員による書評が掲載されました。これで販売に弾みがついて欲しいと願います。

(2009年1月12日書き加え)榊原英資さん「強い円は日本の国益」ではユーロ誕生までの歴史にもページが割かれていますが、本書を何度も引用してティートマイヤーの回顧を紹介しています。

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03/26/2007

ブログと国際金融

 ブログ(blog、あるいはブロッグ)あるいはブロッギング(blogging)という言葉がよく使われるようになった。ブログとはウエブログ(weblog)の略で、個人のホームページで様々な話題について情報源(URL address)も示しながら意見や感想を載せ、頻繁に更新するもの、といった説明で良い様だ。Bloglineが最古参のサービス提供者の様である。日本でもニフティ他無料、有料取り混ぜてかなりの数のサービス提供者が既に存在し利用者も拡大している。

 ブログの持つ魅力として、技術的な知識がなくとも、誰でも簡単に記事ページを追加編集することができる。インターネットに自分のウエブサイトを持とうとすると、自分でソフトウエアを購入して記事を作成する必要があっが、ブログには、誰もが記事を公開できる手軽さがある。

 また、ブログにはコミュニケーション機能がある。お互いに「コメント」あるいは「トラックバック」と呼ばれる機能を使ってブロッガー同士が直接意見交換を行うことが可能である。また、ブログでは、投稿された記事の要旨をRSS(RDF Site Summary)と呼ばれる標準化されたデータ形式で配受信することができる。RSSリーダーと呼ばれる専用の閲覧アプリケーションを立ち上げてインターネットにアクセスすると、Webブラウザーを起動しなくとも、自分が定期的に閲覧したい複数のブログサイトのサマリーを一度に閲覧することができる。新しく投稿された記事があればその要旨が表示され、それを見て実際に詳細を読みたければそのWebを訪問すればよい。

 日本のブログサービスに載っている多くのブログは、日記帳の公開といった性格のものである。ところが、いろいろな研究分野で既にブログは相当使われている。国際金融関係でも、アジア通貨危機後情報掲載の充実さでそのサイトが知られているニューヨーク大学のRoubini教授もブログを開設している(http://www.roubiniglobal.com/)。この他にRoubini教授と共同研究などを行っているBrad Sester氏(http://www.roubiniglobal.com/setser/)等々、実際にかなりの利用がされているようだ。

 われわれのような仕事では、実務上の経験を大切にしながらプラクティカルな提案を行う機会が多くなる。おかげさまで、例えばfact findingにかかる部分についても英文でメモを書けば東アジア各国の関係者に送って意見を求めることが比較的容易に行えるようになった。特に、テキストファイルの入った電子ファイルを送付すると、数日後あるいは即日コメントをもらうことができたり、以前には考えられなかったようなスピードで双方向のコミュニケーションが可能になっている。この点、Foreign Policy誌の2004年11-12月号に掲載されているDaniel W. Drezner氏及びHenry Farrell氏によるWeb of Influenceはブログの基本を解説した後、イラク戦争等を例にとりながらオピニオン形成に与える影響とその問題点を鋭く分析しており、興味深い。

 実務関係を含め国際金融の分野でも課題は多く、日本に関係するものも少なくない。しかし、一部の分野を除き、引き続き先進国特に欧米勢に席巻されている状況が続いているのではないだろうか。これに対抗していくには、英語でその輪の中に入って議論を行う他ない。これまでは、英語で発信し、英語で議論することの大切さが説かれてきた。しかし、ブログの様な形態が一般的になると、自分の意見を述べるだけでなく相手が発信してくればこれに対して短期間に反論する必要が生じる。数週間といった単位ではなくせいぜい数日単位しか時間の余裕はない。反論しなければ意見交換しているブロッガー達によってオピニオンが形成されていくことになりかねない。

 また、ブログには言葉以外に難しい問題がある。組織に属する人間の場合に、組織以外に個人でブログを開設して仕事に関係することを論じていけるかという問題がある。Sun Microsystemsの場合は、掲載されているものは全て個人のものと断りながら一覧できるブログを開設している(http://blog.sun.com/roller/)がこれは例外的だろう。シンクタンクといっても、独立性が弱ければこういった活動には限界があろう。しかし、やってみる価値のある取り組みと言えよう。

 幸い、利用する英語は書き言葉である。学校での文法に重点を置いた英語教育をきちんと受けた日本人にとっては、やがて習熟してくるはずだ。欧米人と仕事をする時間帯が異なるので、これを利した「時間差応酬」が可能だろう。東アジアにおいても、日本勢が先頭にたって進めるべき分野で、ブログの活用を実行に移すべきだろう。ただ、そのためには対象となる分野での最低限の知識、経験は必須である。目の前で展開されるブログの応酬を見守りながら、ここぞというときにはこれに参加するというやりかたも考えられよう。お気に入りのブログのチェックを毎朝行っている市場関係者も既にいるのではないだろうか。

(2005年1月TRI国際金融トピックスに寄稿したもの。)

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10/22/2006

Integration of the East Asian Economies and a Step by Step Approach towards a Currency Basket Regime

IIMA Newsletter No.2 of 2001 (Issued on November 30 in English only)
  "Integration of the East Asian Economies and a Step by Step Approach towards a Currency Basket Regime"

  Text(147kb)
http://www.iima.or.jp/pdf/ResearchPaper/RR_2002_2.pdf

Appendix 1(19kb)

http://www.iima.or.jp/pdf/researchreport2003_1/report_2_appendix1.pdf

Appendix 2&3(56kb)

http://www.iima.or.jp/pdf/researchreport2003_1/report_2_appendix2and3.pdf

Reference(16kb)

http://www.iima.or.jp/pdf/researchreport2003_1/report_2_reference.pdf
  by Junichi Mori, Director, Research Department, IIMA, Naoyoshi Kinukawa, Deputy Director, Research Department, IIMA, Hideki Nukaya, Economist, IIMA, Masashi Hashimoto, Economist, IIMA
  (Prepared for 1st International Conference of the Japan Economic Policy Association "Nation States and Economic Policy: Conflict and Cooperation" held at Chuo University on November 30 - December 1, 2002 )

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A Call to Develop a Regional Bond Market in East Asia

IIMA Newsletter No. 7, 2002 (Issued on December 15 in English and Japanese)

http://www.iima.or.jp/pdf/nl_07_2002e.pdf

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Toward a Regional Settlement Intermediary - Discussion on the Infrastructure of the Settlement System in East Asia

IIMA Newsletter No. 4, 2005 (issued on June 21 in English only)

Towards a Regional Settlement Intermediary Discussion on the Infrastructure of the Settlement System in East Asia
(102KB)

http://www.iima.or.jp/pdf/newsletter_2005/nl2005_no4.pdf

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