書籍・雑誌

09/30/2007

和田秀樹 大人のための勉強法 

著者の書く新書ものは軽く、勉強一般から筆者の専門である精神科の話、一般の時事問題にいたるまで、訴えることが明確に、わかりやすく説かれているのが特色。本書は刊行されてから1年余り経過しているが、テレビの問題からこれが心の病に及ぶあたりを説明し、ついで、コレステロール、血圧、血糖値など、それぞれをミクロで見た場合の問題と、いくつかの問題を併せ持つ中高年者が、健康に長生きする場合には、個々の数値をどのように考えていけば良いのかを区別し、後者をより科学的に研究する必要性を説くもの。

テレビのもたらす弊害については、私にも感じるところがある。前の職場で、この善悪に二分する同僚に出くわしたことがある。その境界領域に属する多くの曖昧な事例の存在を認めることで、はじめてより実態に近付くことが出来るのだが。しかし、これは、八百万の神の存在を認める日本や、一神教ではなく多くの仏の存在を認める大乗仏教に通じる話かもしれず、とすれば根の深い問題かもしれない。

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09/28/2007

長谷川宏「高校生のための哲学入門」

今週か先週の日曜日の書評に取り上げられていたのを見て購入。確か大学生が進路を考える際に有用とのコメントだったと思う。とてもユニークな本。淡々と読み進むが次第に大きな山を登っているような印象を持つ。私にとっては最終章「知と志向の力」が圧巻。中学生のころから自叙伝的なものをいくつか読んできたけれど、この部分は長谷川さんのこれまでの人生を高校生→大学生→大学院生→----→午前中は哲学+夜は自分で開いた塾の講師 と歩んだ半生を振り返るもの。ややおこがましいが、自分自身が若い頃何を考え、どう判断したかという点を思い起こしながら読むと、また味わい深いような気がする。

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09/24/2007

リサ・ランドール ワープする宇宙

去年6月、出張中にシンガポールのホテルでNHKの国際放送にのったリサ・ランドール教授の登場する番組を見て関心を持ったのは良いが、さすがに、英文読破は難しく、読みやすい訳本が出たのでこれを通読。でも、良く理解できていないなと思う。でもこの訳書は大変読みやすく作られていると思う。

Lisa Randall, Warped Passage

http://www.amazon.co.jp/gp/product/4140812397

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09/23/2007

プレジデント10月15日号「就職・出世・年収力」ビジネスマン5万人の結論

コンビニの店頭で見出しを見て購入。こういった記事は、週刊誌だと購入して読んで掘り下げのなさと不十分な取材にがっかりするのが普通だが、このプレジデント社の特集号にはまずまず満足。一読を勧めます。情報を集めたい、何か処方箋を書きたい、と思っている大学関係者には参考になると思います。

私が最近強い興味を抱いている金沢工業大について以下の記述がありました。

・・・理工系は特に深刻だ。理工専門の下位の大学では、入学後、半年ぐらいは補講をするのが当たり前のようになっている。たとえば、就職に強いといわれる金沢工業大も、入学偏差値は低いが、入学後は手が空いている先生全員が学習室で数学や物理の個別指導をしているらしい。入り口のレベルは低くても、そうやって4年間かけて一定のレベルまで仕上げた大学というのは評価したいね。入学時のレベルはそれほど高くはなくても、そういう大学のトップクラスは採ってみたいとは思うね。

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05/15/2006

アマゾンでの複数書籍注文

先週、アマゾンで久々に書籍を5冊まとめて購入。で、きめ細かく注文するのであれば送料が無料になる15百円以上にまとめて2つに分けるのだが、こういうときに限って面倒くさくなって全部まとめて注文。うち4冊は在庫あり、24時間以内の発送。のこりの一冊は新刊書の新書で、3日程度かかる(つまり在庫なし)だったので、まあ全部まとめてくるかなと予想。

ところが、注文してみると、在庫のある筈の4冊の発送時期が1週間後見込みと表示され、在庫のない一冊はすぐに注文され、この在庫のない一冊は送付先の変更もできなくなりました。そして、確か3日目にこの一冊が配送されました。早いというか何というか。そして週末にのこり4冊は結局4日間で発送されました。

この流れを見ていて予想、想像できるのは、(1)在庫がなく注文したものについてはキャンセルできないような仕掛けがあたらしく設けられたこと(2)在庫があってもそれを確認し発送するには時間がかかること、(3)つまりは在庫のあるなしというのは、特に新刊書についてはあまり関係がないこと、等です。アマゾンが随分日本でもビジネスを拡大している結果としては予想、想像の範囲内でしょうか。

不便になったというべきか、この程度の不便にはつきあうほかないかなと感じました。

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09/24/2005

Bat Boy by Matthew McGough

bat_boy ニュ−ヨークヤンキースに何のコネもないのにbat boyに応募し、幸運に採用されたマシュー(マット)は高校生活とbat boyとしての2年間を何とか両立させる。放課後ヤンキースの試合に向かうマットは、最初は高校落第の危機に見舞われたが、その後は、ヤンキースのメンバーに暖かく見守られ、色々なユニークな経験をし少年から青年へと成長していく。その間、恋もあり、色々なトラブルにも巻き込まれながら、無事に大学入学。野球少年の成長の様を暖かく描いた「自叙伝」だが、全体を通じて米国人が野球に対して持つ暖かな思いがにじみ出てくる。野球好きな高校生なら夏休みの副読本としても良いかもしれない。翻訳が望まれるし、自分で翻訳しても面白いかもしれない。

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