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June 2007

06/30/2007

梅雨模様

毎日梅雨模様ですが少しずつ梅雨前線が北上してきており気温もだいぶ上がってきているようです。授業は定期試験まで1ヶ月を切りいよいよ前期の締めくくりの時期に入ってきており、学生さん達の反応をみながら最後の数回の進め方を考えています。学生の短期インターンシップのお世話の一部を仰せつかっており、こちらも実施に先立って受け入れをお願いしている企業の皆さんとの接触が欠かせません。

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06/27/2007

FT一面 Poll rout could force Abe to resign

新しい職場ではFTを購読していない。個人で購読しているインターネット版が唯一の窓。今日はPoll rout could force Abe to resignが一面記事なんだろうか。日本の全国紙と違ったユニークな視点で書かれた記事。谷垣さんをかなりメジャーな扱いにしているのが目を引いた。

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06/25/2007

BIS年報を巡る日本の報道

年報原文の該当箇所を一読した感じでは、もうすこしバランスの取られた書き方がされているように思います。ナイト総支配人の記者会見(追記:これはspeech のようです)をベースに書くにであれば話は別ですがそれでもこの記述は一部分を取り出したのみ。日本の報道機関なのだからもう少し書きようがあったのではないでしょうか。あとできちんと読みます。(ある程度まで読んだので後半部分に付記)

http://www.bis.org/publ/annualreport.htm

http://www.bis.org/events/agm2007.htm

朝日の報道

ナイト総支配人は24日、各国の中銀は今のところキャリートレードを受け入れる必要があるが、世界的な金利上昇でキャリートレードはいずれ重要ではなくなる、との考えを示した。即ち、キャリートレードに有利な現在の状況について「中銀が受け入れざるを得ない要因だ」と指摘。 「当局者らは、金融および財政当局の心構えという点で、中期的な視点からこれらの問題をみるべきだ」とし、リスク認知が変化すればキャリートレードは急速に巻き戻されるという事実を政策担当者は受け入れる必要があるとした上で「関連する国々は、金融資産価格の大きな変動を管理するための覚悟が必要だ」とした。ただ、世界的に金利の正常化が進んでいることを踏まえると、キャリートレードはいずれ魅力を失う、と指摘。「力強い経済成長という条件のもと金利が正常化されるに従い、キャリートレードは為替相場や金利の決定に影響する要因としての重要性を過去2年間に比べて次第に失っていくだろう」とした。

日経の報道

低金利の円で資金調達し、高金利の通貨で運用する「円キャリー(借り)取引」が拡大した理由は「(欧米と日本との)金利差だ」と指摘。外国為替市場の混乱を避けるため日本の金利正常化が望ましいとの認識をにじませた。

年報第五章の冒頭では、最大の出来事が「欧米通貨に対する円の大幅下落」だったと明記。「円の価値が下がり続けたのは明らかに異常」との表現も盛り込み、現在の為替水準が回復基調にある日本の経済状況を必ずしも反映していないとの考えを示した。円キャリー取引が膨らむと円相場の下落に拍車がかかり、市場が動揺するリスクがさらに高まる。

年報では「日銀が引き続き金利を徐々に通常の水準に引き上げるべき状況」として、金利正常化を模索する日銀の政策判断を尊重する姿勢を明らかにした。 

にじませる云々という表現は、日本語としては秀逸ですが、やや、感情移入が過ぎているのでは?記者会見が行われているとしてその内容を総合するのであれば別ですが。

外国為替市場(第5章)のはじめに以下の概括がされている。即ち、外国為替相場については3つの主要な要因がその変化に影響すると説明。第一は、マクロ経済面での見通しとその金融政策への意味するところを反映して、金利差が多くの通貨ペアの動きに影響を与え続けた。外国為替相場のボラティリティが低い背景の中で、キャリートレードが引き続き積み上がったことが重要なメカニズムとなり、金利差が役割を果たした。第二に、1990年代後半に始まった傾向であるが、公的な外貨準備が2006年中も相当程度増加し、アジア地域の通貨や原油輸出国通貨への上昇圧力を限定的なものとした。いくつかのケース、特に顕著には中国、韓国、マレーシア、およびタイにおいては、資本コントロールの変化がこういった上昇圧力を和らげる目的をもって導入された。第三に、グローバルな不均衡が、引き続き外国為替相場が形成される環境の特徴であった。巨額の財政あるいは経常収支赤字は、通貨によっては金融市場のボラティリティを増すという逸話に反応する程度に影響したかもしれない。同時に、米国の経常収支赤字問題は、以前の期間と比べると、米ドルをとりまく変化を説明するものとして市場関係者の注目を引かなくなった。

これが冒頭部分の説明である。金利差に注目しているという意味では画期的かもしれないが、ことさら日本円をやり玉に挙げている感じはしない。

さらに進んで、キャリートレードを、類似した2つのタイプのクロス通貨の資金フローと区別する必要があるとして、第一に、国内のリテール投資家が外貨建てでイールドの高い通貨に投資するものを挙げる。この点、日本のリテール投資家が外貨建ての債券を購入している例を挙げ、議論のあるところだが国内の景気拡大(domestic output growth)に伴ってより大きなリスクを許容するようになっているを説明している。そして日本のリテール投資家がその資産の大半を円で持っている以上、彼らは、レバレージをかけ円ショートにしている然の円の上昇に対してもさほど敏感ではない。実際のところ、市場のコメンタリーを読むと、日本のリテール投資家は最近ボラティリティが高まる中で円高のチャンスをとらえて高利回りの海外資産を増やしている。しかし、こういったエクスポージャーの変化すら、大規模な形で起きれば外国為替相場に大きな影響を与える。
 間接的な証拠ではあるが、今回検討を行った時期においては、リテール投資家による外国通貨建て資産の購入規模はかなりのもの(substantial)であった。日本の個人投資家による外国通貨建て債券の購入は、2006年から現在進行中の、日本円から特に豪ドルやニュージーランドドルといった高利回り通貨への流出を明らかにした。市場レポートは公的ながらインフォーマルな資産として、日本のリテール投資家の外国通貨建て証券への投資は1500億ドル前後であると指摘している。

このように、金利差のリスクに警鐘を鳴らすというよりは、単なるレバレージ取引だけではなくリスクテークの余力をもった日本のリテール投資家による外国通貨建て運用が増えていることを淡々と説明しているとの印象を受けます。ナイト総支配人のprepared speechも読んでみましたが、特に警鐘めいた感じは強く受けませんでした。

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日曜朝刊への寄稿

日曜日の新聞。毎日朝刊の坂村健さんの「イノベーション 人材育成ということ」は、ドイツの入り限ダムで行われたG8サミットにカナダの大学生がプレスセンターへの入場証をもらって国際政治の実際の場で意思決定の実際を学んでいたという話を紹介。日本ではこういった予算は大学では出せないだろうという話から、最後には、人間のコミュニケーション能力というのは結局「踏んだ修羅場の数」という意見へ。この点は強い共感を覚える。サラリーマンだって同じだろう。若い頃に比べれば身体的能力は遙かに衰えるにもかかわらず成長することだってある。

読売の岡崎久彦さんの「世代論」は、ユニークにどのような体験をとくに若い時代にしたかという点から機能的に柔軟な世代のグルーピングを展開されている。明治生まれの94歳以上。大正生まれの世代。昭和一桁生まれの世代。57-72歳(大学時代を60年安保、70年安保闘争で過ごした全学連、全共闘世代)。40歳前後から56歳まで(戦後教育の第一世代。「戦前教育の第二世代」とあるのは「戦後教育の第二世代」の誤りだろう)。40歳前後から20歳半ば(「戦後教育第三世代」→このあたり校正もれと思われる用語の混乱があるようだ)。もう少し精緻にすれば政治動向分析にも使えそう、としているが首肯。

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06/23/2007

CS minded teacher (内田樹の研究室)

その通りだと思います。

だが、どうやって気付かせるのか。
それは『先生はえらい』以来何度も繰り返し書いているとおり、教師自身の内側で「学ぶことに対する欲求」がいきいきと活動していることである。

でも、以下の箇所は確かに難しいですね。銀行員の皆さんも所詮は平均的な学生出身ですから

アベレージ「学びへのニーズ」などというものは自存しない。
「学びへのニーズ」とは何か、それはどのようにして生まれ、死ぬのか、ということを専一的に考え抜く「私」が登場した「後に」子どもたちのうちにそれは生まれるのである。
だから、もしその語の厳密な意味でのCSというものがあるとすれば、それは「私第一主義」「私中心主義」の効果としてしか存在しない。

リンク: CS minded teacher (内田樹の研究室).

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06/21/2007

7分の1

ということはないと思うが、一橋大で1年余り?教鞭を執られた黒田東彦現アジア開銀総裁が、授業の準備で土日も大学の研究室に来るほとだったが、これをAlan Blinder教授が「2年目からは7分の1ですみますよ」といって慰めたという話が昨日の日経夕刊に黒田さん自身によるエッセーで紹介されていた。7分の1にはならないと思うが、間違いなく少し短縮できるでしょうね。ただ、劇的な短縮にはならないと思います。学生さんたちの反応を見ながら調整する部分があるとすれば、それはその時々の学生さんの様子によって変わってくるでしょうし。昔、授業の準備には大体授業時間の3倍をかける、と言っておられた複数の先生方を思い出します。時は流れ今その中のかなりの人たちが鬼籍入り。合掌。

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銀行・証券垣根問題

また備忘。切り抜きを忘れたので今晩家でやらねくてはならないが、長崎大の川村教授のコラム。銀行グループ内部の問題と、証券会社の中の問題は「質的に違う」と書かれている下り。想像はつくし、字数制限もあるが、もうすこし具体的に書いて欲しかったなという感じがしました。

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06/20/2007

備忘

別の場所に時間のあるときには新聞記事などの備忘を書き付けているが、一度こちらに書いてみたい。

昨日の経済財政諮問会議は骨太の方針の決定ということで報道が多い。RSSで太田経済財政相の動画記者会見が載っていることも知ったので、それを最初から最後までみればよいのだが、日経の報道中の最後「改革のエンジン」としての諮問会議は失速しているのでは?との質問に対する回答に注目。

「全然失速していない。公務員制度改革で各省の再就職あっせん禁止を最初に打ち出したのは諮問会議。航空自由化や大学改革では諮問会議の民間議員がほかの政府の会議に出かけていって役所ベースの議論に突破口を開いた。新しい試みだったと思う。

4人の民間議員、とくに学者代表のお2人に十分な手当が支払われることを祈りたい。この仕事は十分な知識、能力と熱意なしにはできない仕事だと思う。

一面の年金記録統合で、企業が従業員分申請というのは、そうなるかな、という気がしたが、結局、社会保険庁と会社員の仕事の一部を企業の厚生担当者が分担するということだろう。これを社保事務所の混雑緩和と説明しているのには苦笑。

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06/18/2007

大いなる幻想ー中東でのライス長官

とても訳せば良いのでしょうか。Grand Illuisions - COdoleazza Rice in the Middle East by David Samuelsは、私にとってはなかなか興味深い長編エッセイでした。ライスが以下にブッシュとの緊密な関係を維持しているか、その外交アプローチの特性をよく描いていると思う。私はこのあたりはあくまで興味でしかみていないのでそれ以上何ともいえないが、このペーパーは多くの興味深い材料が提供されていると思う。

http://www.theatlantic.com/doc/prem/200706/condoleezza-rice

ライスが玄人はだしのピアニストであることは、前にNYKTimesの記事で知ったが、今日取り上げた記事も最後はその話題。今年2月(あるいは3月?)のベルリンでの会議(このときはNATOの会議?)の際にホテルの部屋にピアノがあって、楽譜台にはブラームスのピアノ集があって、作品118の2のsheet musicがあったという(弾きやすいようにシートの形態にしているということかしら)。悲しく愛らしい小品だが彼女はこれをreflectiveと表しているらしい。ベルリンでは1時間弾いてそれでもってすべて(ストレスが)溶け去ったとのころ。彼女が昨年7年にこれを弾いたというASEAN首脳会議に私もその部分だけ陪席したかった、と思う。この曲は作品118の中で一番飽きが来ない奥深い曲だと思う。

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06/17/2007

東アジアにおけるクロスボーダーの決済システム

このテーマでは、今債券市場、外国為替市場などで生じる資金や証券の決済の実態がどうなっているのか、という理解、将来のあるべき姿についての検討(この関係では欧米の経験が重要だが、欧米との共通点と相違点を認識することが必要))、及び、現実に金融ビジネスに関わっている市場関係者、当局関係者、起債者、機関投資家の意見といった複数のソース、観点からの検討が必要。

この点、16日の日経新聞一面記事「民力アジア」の連載記事の最後の部分は、もう少し調査(含むインタビュー)した上で書いて欲しかったと思う。例えばグローバルカストディアンとよばれる金融機関の役割に触れられていない。ただ、このコンファランスでのプレゼンテーションや意見交換についてはまだ直接詳細な情報を入手していないので、出席した人たちに時間を見つけてコンタクトしてみたい

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06/16/2007

オープンキャンパス

今日はオープンキャンパスに教員として初めて参加。前回は、所属する学会の全国大会とぶつかり参加できなかった。とてもよいお天気でかなり高校生、父兄の皆さん来られるかと思ったが、残念ながら人数は今ひとつだった。でも、私にとっては、先輩の先生方の説明などにとりあえず同席することができ、貴重な時間を過ごすことができた。

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06/09/2007

コーヒー豆

注文していたコーヒー豆が到着した。これでオフィスでも満足できるコーヒーが楽しめます。最近のコーヒーメーカーの進歩にはかなりめざましいものがありますが、やはりコンビニで売っている豆はどうも体に合わなかったので、インターネット通販で手配。これが一番です。ささやかな贅沢。

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06/04/2007

いくつかの読後感想

Cheney vs. Rice: A Foreign-Policy Showdown ニューズウイークの記事だが、ライスがチェイニーに変わってブッシュ政権内で外交政策について主導権を取っていることを記述。彼女はブッシュと一日に二度話し合いをもつらしい。
ジャパンタイムズの記事20070604a torrid tale of three Swedish modelsをRSSで知って読む。ここ百数十年のSwedenの大きな変化を要領よく活写しているように感じるのは不勉強のせいか。Krugmanの20070604 Obama in Second Place - New York Timesは、health care問題についてクリントン夫人とオバマの主張を比較し、クリントンに新しい提案を期待する。

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航空会社のサービス

私はこの航空会社でここまでの経験はしていませんが、ありうる話かな。しかし、national flagにはがんばって欲しいものです。

リンク: キャセイ航空を自陣営に中国の航空会社が追撃始める - ビジネススタイル - nikkei BPnet.

飛行中、飲み物が配られた。しばらくして、先ほどのパーサーが飲み物を載せた台車を押してきた。ジュースを飲み終わったコップを指差し、お代わりを頼もうとした。ところが、パーサーは「Finish?」と聞きながらも、私が意思表示をする前に勝手に早合点してしまったらしくコップを片付けてしまった。再びあ然とさせられた私は、抗議するよりただただ圧倒されてしまい、黙り込むしかなかった。

だが、不満と不思議さが思わず膨らんだ。年功序列の日本企業では、50代のパーサーはおそらく30代の同職の女性より給与がかなり高いだろう。しかし、客にこの程度のレベルしか対応できないのでは、顧客満足度は上がるはずがない。いくら社長が電車通勤していたとしても、高給取りの客室乗務員が提供するサービスの質がこの程度であれば、日本航空が飛び越えなければならないハードルはまだ高い。

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眼精疲労

眼も無理ができませんね。睡眠時間、体調、栄養、どれ一つがかけても、眼が痛くなったり(正確には眼の後ろの頭が痛くなったり)、日射病の時のように眼がチラチラしたりします。そうなるともう仕事になりません。

リンク: 薫日記: 目医者さんで検査.

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06/03/2007

速度

昨日の夜書き終えようと思っていた本日期限の原稿がまだ終わらない。一週間の体の疲れはほぼ取れ、問題の口内炎も峠を越えたのだが。夕食までには終えよう!

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お別れ

昨日は昔の職場の大ボスのお通夜。大勢の参列者。こういう機会に色々な方にお会いする。会場の外から故人の写真が見えるが、厳しい視線。笑顔の写真ではなかったがそれが故人の雰囲気を示していたかもしれない。気の強いこの方も、今を去る約24-25年前、もうひとりのやはり故人の側にやってくると、小声でアドバイスを仰いでいたのが思い出される。根は繊細なのだなとそのとき気づいた。人は皆そうだ。豪快そうに見えても。ちょうどそのころ、私はその近くでいわば丁稚奉公、色々なことを学んだ。今日、別の職場でそれなりにやっていられるのも、そのおかげ。しかし、歳のせいもあるが、最近弔事が多い。ご冥福を心よりお祈りするとともに、残りの人生を一日一日有意義に過ごしていきたいとの思いを強くする。(ちょっと文体が変わりましたがご容赦を。)

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金融市場の動きと関連づけること

金融や国際金融の講義を担当しているのですが、時事問題、特に最近の金融市場の動きと関連づけた話をすることが重要だと思っています。

金曜日の講義の冒頭では以下のようなことを話しました。

印紙税引き上げに端を発する中国の株式市場下落の話を紹介。今回は大きな影響なかった。その理由として、米国の景気が比較的堅調であること、日本も力強さはないものの景気回復途上にあること、それに、2月末の下落の際に結局深刻な結果とはならなかったという学習効果が働いていること、を挙げた。最後のところは、市場心理に着目したテクニカル分析に通じるところがあることにも言及。

今日の日経日曜版の書評では、武者陵司さん、水野和夫さんの近著を取り上げて紹介していますが、グローバルな金融の動きは常にそうですが、今年後半は例年以上に大きな話題になりそうです。この2つの近著はいずれもとてもよい教材かもしれません。今読んでいるところです。

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